第24回電撃大賞へのご応募、ありがとうございました

 夏休み間近のある日、クールな女子高生・美鈴が雑木林の中で見つけたのは、クラスメイトの東屋と、溢れんばかりに積み上げられたガラクタの山だった。幼いころに出会った宇宙人と再会するために一心にロケットを組み立てる東屋を、冷めた目で見つつも次第に興味を惹かれていく美鈴。しかし生き急ぐように懸命な彼に美鈴は不安を覚え、やがてそれは的中することに――。
 涙の後に爽やかな感動がやってくる、青春ラブストーリー!

 2017年7月22日12時20分。1年A組の教室に異世界の魔法使いが現れた。後に童話になぞらえ「ハメルンの笛吹事件」と呼ばれるようになった公立高校消失事件の発端である。
「私は、この学校にいる全ての人の願いを叶えることにしました」
 魔法使いの宣言により、中学校の卒業文集に書かれた全校生徒の「将来の夢」が全て実現。しかしそれは、犠牲者200名超を出すことになるサバイバルの幕開けだった――。

 「――ねえ、由くん。わたしはあなたが好きです」
 見ず知らずの女の子に声をかけられた。なぜだか僕のことを知っている不思議な少女・椎名由希との出会いはいつだってそんな風に始まった。
 笑ったり、泣いたり、怒ったりを繰り返し、僕らはまた、消えていく思い出を、どこにも存在しない約束を重ねていく。
たった一度きりの、さよならの瞬間まで。
 これは残酷なまでに切なく、心を捉えて離さない、出会い(ハル)別れ(ユキ)の物語。

 深く、広い世界。その全てを知ろうと、天空国家セントラルは各地に調査官を派遣していた。
 調査官であるヨキとシュカは、多大な個人的興味と、小指の先ほどの職務への忠誠心を胸に、様々な調査をする。
これは二人が世界を巡り、人々と出会い、(時々)謎を解き明かす物語である。
「――とかいって、なんか凄く良い話みたいだね、ヨキ」
「どうでしょうね。僕はシュカ先輩が真面目に仕事をしてくれるなら何でもいいですけど」
 凸凹調査官コンビによる、かけがえのない時間をあなたに。

 『生きるための食事でなく、ひと時の幸福のための菓子を作る』
 江戸最大の花街・吉原で、最も料理が美味いと評判の見世〈美角屋〉。そこで菓子専門の料理番を務める青年・太佑は、日々訪れる客や遊女達のためにその腕を振るっていた。しかし、幼馴染で見世一番の花魁・朝露がひと口も太佑の菓子を食べていないことに気づき――。
 切ない想いを秘め、懸命に生きる江戸の町の人々に、ひと口の菓子を届ける人情物語。

 すべてを錆つかせ、人類を死の脅威に陥れる《錆び風》の中を駆け抜ける、疾風無頼の「キノコ守り」赤星ビスコ。彼は、師匠を救う霊薬《錆喰い》を求め旅をしていた。
 美貌の青年医師・ミロを相棒に、ビスコは波乱の冒険へ飛び出す。立ちはだかる埼玉鉄砂漠、地下鉄を食らう大蛸、邪悪な県知事の奸計――。次々に迫る脅威にミロの知恵が閃き、ビスコ必中のキノコ矢が貫く!
 相棒の熱い絆が射貫く、怒涛の冒険ファンタジー。

 大学生の千野願は、就職の最終面接へ向かうタクシーの中で、ラジオから流れてきた落語に心を打たれる。その感動から就職はもちろん、大学も辞め、天才落語家・創風亭破楽への弟子入りを決意。
 前座見習いとなるも、自らの才能のなさに落ち込む千野願だったが、ある日、初めて人を笑わせる快感を覚える。道が開けたように思えたそのとき、入門前から何くれとなく世話を焼いてくれた兄弟子・猫太郎が突然、姿を消してしまう――。

金賞:該当作なし

はてなときのこ

フーフー

まきあっと

銀木犀

大賞:該当作なし

 幼少期のトラウマにより、マスクで常に口元を隠すようになった氷住龍司は、歯医者を目指すギャル・湯上麻衣子に目をつけられる。麻衣子は龍司の歯並びに心惹かれたらしく、口内を指でまさぐったり、歯磨きをしたりと、普通の高校生らしからぬ行為を繰り返すようになり――? 「歯」が繋いだ2人の、不完全で、不衛生で、ふしだらな日々が始まるのだった。

 とある家の長男に生まれた「僕」。4歳の時、「僕」が見た鏡に映っていたのは、同じ顔をしたかわいい女の子、「私」だった。「私」は幽霊のような存在として「僕」と行動を共にすることになる。そして中学生になったある日のこと。「僕」と「私」は女装をすることで、入れ替わることができるようになり――。これは“夕比(ゆうひ)”という名の「僕」が辿る、私との物語。

 高校1年の夏、打ち込んでいた水泳もやめ、特にやることなくぼんやりとした日々を過ごしていた玲奈。立ち入り禁止の屋上で時間を潰していたところ先生に見つかり、逃げた先で手芸部の日和と出会う。日和は手芸部唯一の部員で、玲奈は日和と過ごす穏やかな時間を大切に思う。同性ながら少しずつ日和に惹かれていく玲奈だったが、日和の憧れる人物は、自分がどうしても敵わない相手──他ならぬ姉だと気づき……。

 刑事の四道涼は、配属先でサラと名乗る少女に出会う。魔術師を自称するサラは、ジンクスハントを任務にしていた。街にあふれるジンクスは、やがて呪いになってしまうらしい。しかし、ジンクスを狩るサラにも、関わる者を不幸にするジンクスがかけられていた。ジンクスを破るため、涼は奔走するが――!?

 精神感応――他人の心を読むことができるこの超能力を幼い頃から持っていた井上幸人は、その能力をフル活用しながら高校生まで成長し、クラスの人気者として人生を謳歌していた。しかし、そんな幸人でも幼なじみの安藤マユの心だけはなぜか読むことができず、幸人の能力をただひとり知っている彼女にズルをしていると嫌われていた。以前は仲が良く、心も読めていたマユが気になる幸人は、彼女の心をなんとか読もうとするのだが……。

 友達に誘われてやってきたオールナイトイベントだったが、友達が酔いつぶれ暇を持て余していた“私”。ふと見ると、「存在が空気清浄機」と形容したくなる美人の女性が立っていた。なんだか気になる“空気清浄機さん”と“私”の、数分間の物語。

TOPへ戻る