第25回電撃大賞へのご応募、ありがとうございました

大賞:該当作なし

「好きじゃないんだ、剣道。……俺を斬れる奴、もういないから」
 かつて“最強”と呼ばれながら、その座を降りた少年がいた――。“御剣”の神童・悠(ゆう)。もう二度と剣は握らないと決めた彼はしかし、再び剣の道に舞い戻ることに。悠を変えたのは、初めて肩を並べる仲間たち、彼に惹かれる美しき『剣姫』吹雪(ふぶき)、そして――孤高の頂で悠を待つ、高校剣道界最強の男・快晴(かいせい)。
 二人が剣を交えた先で至るのは、約束の向こう、つるぎのかなた。
「いくぞ悠。お前を斬るのは、この僕だ!」
 剣に全てを捧げ、覇を競う高校生たちの青春剣道物語、堂々開幕!

 家賃四万五千円、一部屋四畳半でトイレ有り(しかも夕食付き)。大学近くの木地山の麓にひっそり建つ「ドミトリー深山」は、大学二年生の俺・七瀬浩太が暮らすシェアハウスだ。古い民家を改築したというそこは、オンボロな外観のせいか「心霊スポット」として噂されている。まさかそんなわけ……と思った矢先、どうやら成仏できない幽霊が本当に棲みついているみたいで――。味音痴だけど料理上手な美人の先輩に、大学八年生でドMな残念男、瞑想が日課の悟り系後輩女子。これは、そんな変わった人たちと平凡な俺が、幽霊と一緒に美味しくて温かい夕食を迎える物語だ。

 内閣情報調査室――通称CIRO(サイロ)の特務部門。表向きはテロ抑止、だがその実態は国家を脅かす「異能者」対策に作られた特務機関だった。そこに配属された雙ヶ岡珠子(ならびがおかたまこ)の初任務は、ある事件現場で目撃された少年から話を聞くというもの。少年の名は、戻橋(もどりばし)トウヤ。
 七人が死亡し半焼した現場で殺人者に顔を見られたトウヤは、謎の機密ファイルを追う犯罪結社フォウォレから命を狙われていた。珠子は少年に身を隠すよう勧めるが――、「協力してファイルを探し、結社の刺客も倒すってどう?」そこには正気と狂気の狭間に怪しく踊る、少年の顔があった――。

 対吸血鬼戦闘用絡繰騎士(オートマタ)《白檀式》――公国の天才技師・白檀春海(ビャクダンハルミ)が産んだ六姉弟は、対吸血鬼戦の英雄となる……はずだった。“不適合”の烙印を押され長らく封印されていた第陸号・水無月(ミナヅキ)が目覚めると、鬼と人が共に暮らしていた。遡ること十年、兄姉五体に謎の暴走が起こり、白檀博士も戦死。電撃的に講和し《白檀式》を破壊した大公と吸血鬼王は、新共和国を興し平和を成すもそれは仮初めの平穏だった。亡き博士の娘・花音(カノン)の元で、人間として生活を始める水無月。だが二人に、陰謀の影が忍び寄っていて――。
 絡繰少年と少女が織り成す、暗器閃く痛快バトルファンタジー。

 ふと気づくと、《最果て図書館》の館長・ウォレスには記憶がなかった。世界の端っこに置き忘れられたこの図書館にいるのは、無口なメイドと話の通じない《本の魔物》だけ。
 ところがある日、はじまりの町の魔女見習い・ルチアと鏡越しに出会う。徐々に魔王に侵食されていく世界を救うべく、はじまりの町に現れた勇者を、ルチアとともに影から支えることにしたウォレスだが、やがて自分の記憶が魔王討伐の要であることに気づき――。
 どこか寂しい彼らの、どこまでも優しい王道ファンタジー。

 遥か未来。少年・悟代サダの妹ノゾは死の淵にあった。異常な耐性獲得能力を持つウイルスに蝕まれる身体を、解析によって毎日創薬される新薬で絶えず治療し続ける、その繰り返しの中で。
 サダは彼女を救うためのシステム〈千羽鶴〉を開発する。それは創薬のために必要な計算を、電脳上の立体組み立てパズル――折り鶴へと変換し、他人に解いて――折ってもらうシステムだった。
 この国を統治し信仰すら集める人工知能〈綾取りの姫〉の仕組みを模したそれは、人々の儚い「善意」と「興味」の上に成り立つもので――情緒に根差す残酷なシステムが兄妹にもたらす、運命は。

 13歳の時に心臓移植を受けた僕は、手術を受けた日から、自分が見知らぬ少女になる夢を見るようになった。科学的な根拠とかはどうでもよくて、これはきっと、今も優しく鼓動してくれている誰かの心臓の記憶なんじゃないかと思う。
 僕の病気によって家族はバラバラになってしまったけれど、夢の中で彼女になっている間だけ、幸福で満ち足りる事が出来た。でも、彼女の記憶を追う内に疑問が生じる。明るく、希望に満ち溢れていた彼女は、一体なぜ死んでしまったのだろうか……。
 これは、あまりにも残酷で、あまりにも純粋な、初恋の物語――

 初めての恋をしてから思春期を終えるまでの間、人の心の声が聞こえるようになる世界。高校生の日坂真は、初恋での大失敗以降もう恋はしないと心に誓ったはずだったが、ある日同じ学年の染谷優花が気になってしまう。生まれて一度も恋をした経験がなく、他人の心がわからない彼女に、日坂は本心を隠し、友人として距離を縮めていくのだが――。

 悪魔の異能を宿した〈銀の弾丸〉を心臓に埋め込み、その力を手にした〈銀使い〉のラルフは、相棒のリザと共に血と硝煙に覆われた退廃的な日常を過ごしていた。そんな二人に、犯罪組織の幹部から依頼が舞い込んで来る。逃走した少女娼婦シエナを捕らえるだけの楽な依頼だったが、彼女を狙う銀使いの襲撃で事態は一変。二人は巨大な陰謀と、笑えない「おとぎ話」に巻き込まれていく――。
「ああクソッ、次の仕事も殺しだ。この街は本当にイカレてる」「楽しく暴れられる仕事なんて、私は最高だと思うけど?」
 電撃小説大賞選考会で物議を醸した最狂クライムアクション開幕!

大賞:該当作なし

うらべ

スコッティ

花ヶ田

hiro

大賞:該当作なし

 転校のため親戚の家に居候することになった庄内秋子は、ダイビングスーツ姿に銛を構えた謎の人物と遭遇する。それは「魚突き」を趣味とする、同じ居候の少女・岩國夏子だった。夏子と仲良くするため、誘われるがまま一緒に魚突きをすることになった秋子だが……。

 神々への信仰が薄れ、代わりに個性ある人間が「神」と崇められる現代。さびれた神社の祭神・風守ノ尊神は、SNSで信仰(=フォロー)を集めることを思いつき、巫女のさつきの応援を受けながら、自身のアカウントを作る。しかし神様は浅はかだった! ぽっと出のアカウントがフォロワーを簡単に増やせるはずもなく……?

 無骨な青年店員・五浦大輔の告白に、美しき女店主・篠川栞子の心は揺れる。大輔への返事をなかなかできない栞子だったが、「必ず答えは出す、ただ今は待ってほしい」と彼に告げる。そんな中、行方知れずになっていた母親が栞子の前に現れる。彼女の生き方が自分が似ていると感じている栞子は、父親とのことを問うのだった。

「如何なる時も迷わず惑わず」がモットーの生徒会長、惑井断也。
そんな真面目な彼の悩みの種は、生徒会副会長の迷居マリア。
断也はいつも彼女の言動に惑わされ、気づけば激辛カレーパンを食べさせられたり、着替えを手伝わされたり。
戸惑う断也の反応を楽しんでいるように見えるマリアだが、彼女の本心は……。

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