電撃コミック大賞

第11回 電撃3大賞 入賞作品

選考委員奨励賞

「ジュエる?」

作/竹林月 (新潟県)

プロフィール

1979年新潟県に産まれる。雪国育ちなのに、弱点は「冷気」。大長編ドラえもんと共に産まれ今日に至る。藤子不二雄氏にあこがれ兄と二人で漫画家になろうとしたが、兄がやめたので仕方なくソロで描くことに。ペンネームの由来はかぐや姫から。 現在Webでも細々と漫画を描いている。HPアドレスは、http://www1.odn.ne.jp/~cer89860/index.html

受賞者コメント

発表の日はホント、ドキドキして…自分の名前見つけたときは一瞬時が止まりました。その後友人達と焼肉にいったのは言うまでもありません。杏仁豆腐がおいしかったです。

あらすじ

長年使用した物に魂が宿る「ツクモガミ」という現象によって、曾祖母の持ち物である古い宝石がカワイイ女の子に具現化してしまう。気ままな1人暮らしを謳歌していた主人公・宝生タクトは、突然7人の宝石の精と同居することに。ルビー、サファイア、ダイアモンド…、宝石の精たちに囲まれて、タクトたちの、愉快な共同生活が始まった。

選考委員選評

永井豪

キャラクターが多すぎるため、書き分けがうまくできておらず、ページが多い割りには発展性が無いという印象を受けます。もっとキャラクターの人数を絞った方がいいでしょう。1つのキャラを転がして話を追っていく方が良かったと思います。ただ、明るく楽しい雰囲気は良いですね。女の子を描くのが好きなんだろうなぁ、一生懸命描いているな、という熱意は伝わってきました。

吉富昭仁

まず膨大なネタの量に驚きました。その根気には脱帽です。しかしその量が仇となっているのか、後半に行くに従いダレてきてしまうのが残念です。一本調子ではなく、自分が作った世界観を壊すくらいの勢いが欲しいです。キャラクターへの愛情と思い入れはすごく伝わってきます。

うたたねひろゆき

1つのアイデアで53ページも描いたというのはすごい。内容も今風なのですが、良くも悪くもアクの強い絵柄で複数のキャラが一コマに入った時など、誰が誰だかわかりづらい点はマイナス。

波多野貴康(電撃コミック ガオ!編集長)

4コマという形式で、53Pという大変な分量を描き上げてきたパワーは評価できます。1つ1つのネタも安定していて安心して読めますが、突き抜けたものが無いために、次第に冗長さを感じるのが残念。採用するネタを絞り、自分なりにもう一ひねりを加えましょう。

梅沢淳(電撃大王編集長)

自分の好きな方向性というのがよくわかる作品でした。また、4コマ漫画で53ページの原稿をあげてきた根性には脱帽です。しかしキャラクター数が多いわりには各キャラクターの個性が弱く、差別化を図れていなかったのが残念でした。もっと個性のあるキャラクターを増やしネタを厳選して読者を飽きさせない工夫をしたらいいと思います。