電撃イラスト大賞

第18回 電撃大賞 入選作品

大賞

hakus (三重県)

プロフィール

90年生まれの三重県人で、現在名古屋の専門学校に在籍中。絵を描く前に必ず飲むレッドブルのプルタブを集めてニヤニヤするのが好き。イラストレーターになりたいと本格的に描き始め数年、色々と活動してきましたがまだまだ物足りない。10年後も、そんな事を言ってたいです。

受賞者コメント

この度は過大な評価を頂き誠にありがとうございます。初めて電撃大賞を知ったのは中学生の頃で、高校生の頃から応募をしていました。当時は1次選考にも引っかからなかったのが、今こうして受賞コメントを書く事になりとても感慨深く感じます。「神様のメモ帳」を読んで感じた世界観を、自分なりにイメージしてキャラの役割や性格、人間関係等の説明を表情や色々な小物にして表現しました。キャラクターが魅力的だったので、描いててとても楽しかったです。

選考委員選評

天野喜孝(イラストレーター)

ぱっと見た時に目に飛び込んできました。理屈やテクニックでなく綺麗です。特に、第一印象でモノクロのイラストに強く惹きつけられました。イラストレーターとして本の表紙を描くというのは重要な仕事ですので、そのイラストが書店に並んだ際、ぱっと目を惹くのは大きなポイントだと思います。本は読者に手にとってもらってこそですから、最初に目が行くことはこの賞で一番大切ではないかと思い、大賞に選ばせていただきました。

出渕裕(デザイナー、イラストレーター)

一点だけプロでお仕事をされた方だとお聞きしたのですが、それも選考の後で知ったことです。応募作品の傾向が似てきている中で、この方は個性があり、やりたい方向性が明確でアーティスト性があります。電撃文庫とメディアワークス文庫があることで、これからは今までの電撃とは違うタイプの、作家性やアーティスティックな部分を打ち出したものも大賞に選ばれるという可能性の意思表示も含めて大賞に推させていただきました。

衣谷遊(漫画家)

カラーの、青いイラストが良かったです。色使いやシュールな背景が幻想的で、女の子の妖しげな表情もいいです。すべての要素が相まってファンタジックな雰囲気が出ていると思います。オリジナルのカラーイラストも、色使いが綺麗ですし、靴など小物のディテールも細かくて面白く、見どころがたくさん詰まっている作品ですね。モノクロも細部まで丁寧に描き込みがされており、構図もまとまっています。

緒方剛志(イラストレーター)

高いセンスをお持ちの方です。服や背景の装飾、また色使いが風変わりで面白いです。特にオリジナルのカラーイラストの、赤いピエロのような服装が面白かったですね。気持ち良い画面の流れが作られていますし、花などをワンポイントに添えているのも綺麗です。各キャラクターの脚が少し短いと感じましたので、体のバランスを研究されるといいかもしれません。選考作品では背景の描き込みがあまりなかったので、今後トライしてみてください。

鈴木一智(小社取締役・第2編集部 統括編集長)

不思議な世界観を持った方です。画力が完成される前の“揺らぎ”のようなものが魅力に転化されており、キャラが纏うファッションや茫洋とした表情、そしてどこか耽美な背景とガジェットが独特の雰囲気を醸し出しています。良い意味で男性らしくない絵柄も含め、オリジナリティでは群を抜いていたと思います。人物のフォルムを磨く事でこの方は更に伸びるでしょう。

徳田直巳(電撃文庫・電撃文庫MAGAZINE編集長)

最終選考作の中でもとにかく見た目のインパクトが強く個性的な作品でした。キャッチーな色味をうまく組み合わせ、キャラクターの描き方にもオリジナリティを感じます。いわゆる、『味』があるオシャレな作風で、大賞にふさわしい作品だと思います。