電撃イラスト大賞

第20回 電撃大賞 入選作品

大賞

一色 箱(大阪府)

プロフィール

大阪府在住。絵を描く事と音楽鑑賞が好きです。最近は「和風」がブームで、イラストに生かす術を模索しています。ダークな表現や色気がある表現ができればいいなという芯を持ちつつ、色々な表現へと挑戦しています。より良いイラストを描ける様に試行錯誤するのが今は苦しくも楽しいので、ずっとこの気持ちを忘れずに描き続けたいなと思います。

受賞者コメント

この度は素晴らしい賞に選出していただき誠にありがとうございます。未だ本当に自分が受賞したのだろうか、と信じられない気持ちがあるのですが、今回の受賞を励みに改めて頑張ろうと思います。『デュラララ!!』は私が初めて読んだライトノベルで、思い出のある作品です。カラー絵は非日常を表現する上で、絵を見る人に伝わりにくいかなと思う表現がいくつかあったと思うので、今回気付けた点を今後に生かしたいと思います。

選考委員選評

天野喜孝(イラストレーター)

この方は、構図が凝っているところとモノクロイラストも白黒にメリハリがついているところが良いですね。イラストも現代的で、全体としてスッキリしたものになっています。また女性的な感性で描かれているのか、他と違った新しさがあります。キャラクターもリアルで好感を持ちました。この方は20歳ということで、私が選考を始めた瞬間から生まれて、今応募されていると考えるとどこか感慨深いものがあります。

出渕 裕
(デザイナー、イラストレーター、アニメーション監督)

この方はキャラクターは今風なのですが、陰影のつけ方やメリハリのついた色使いなど劇画に近いテイストを持ち味にしています。そういう意味合いでは、非常に個性があって、どこかダークな懐かしさを感じます。そして課題のオリジナルイラストですが、作品の中に自分がやりたいことがしっかりと表現できていました。年齢も20歳女性とまだ若くいらっしゃるのに、独自の世界を構築し、絶対的な個性を余すことなく作品にぶつけられているところも評価しました。

衣谷 遊(漫画家)

カラーイラストの構図が優れていると思いました。色の塗り方も素晴らしく、構図の面白さと相まって一枚の完成されたイラストになっていると思います。また、モノクロイラストにも色彩を感じられるほどの塗りのセンスがあり、全体としてのバランスが抜きんでています。

緒方剛志(イラストレーター)

この方はカラーイラストがとてもきれいだなと思いました。課題イラストもCGとかアナログといった境を感じさせず、自分の絵を持っているという印象を受けました。モノクロイラストも、浮世絵風といいますか、白と黒のバランスがとてもきれいです。キャラクターの顔がアップで描かれているイラストは見る側に迫ってくるものがあり、個人的に格好いいなと高評価です。

いとうのいぢ(イラストレーター、ゲーム原画家)

スピード感のある描写と、構図から楽しさが伝わってきました。単純にとても上手だと思います。女の子もちゃんと可愛く、男がかっこいい作品というのが最近では人気が出てきていると感じています。その点でも、商業作品としてすごくアピールできるのではないでしょうか。女の子の読者層も現在増えてきていますので、男女どちらにもうけると思います。きっと独特な世界観の作品に合う作風だと思います。

徳田直巳(電撃文庫編集長)

第一印象としては“オシャレ”なイラストだと思いました。技術的にも非常に高く、何より構図が素晴らしいです。そして男性キャラがカッコいい。総合的な評価としては頭ひとつ抜け出していたのではないでしょうか。個人的には白と黒のバランスが絶妙なモノクロイラストが好きです。どちらかというと女性向けテイストかもしれませんが、電撃文庫にしてもメディアワークス文庫にしても、面白いパッケージになる可能性を秘めているイラストだと思います。