電撃イラスト大賞

第20回 電撃大賞 入選作品

20回記念特別賞

どぶねずみ(千葉県)

プロフィール

神奈川生まれ千葉在住、数学も英語もデッサンも中途半端な理系デザイン学生です。中学生の頃にプログラミングとゲーム作りにハマり、グラフィックを頼んだ絵が上手い同級生に憧れて、高校から自分も描き始めました。その頃はあまりの下手さに絶望し、絵なんてやめちまえと思いつつもやめられず早七年、ようやく賞を頂けるところまで来ることが出来ました。七年後にまた、あの頃は下手だったなぁと思えるように成長したいものです。

受賞者コメント

この度は20 回記念特別賞への選出、誠にありがとうございます。18 回は完成せず、19 回は落選、今回念願の受賞ですが、今も全く実感がわきません。初めは応募作品5 枚で違った技法や方向性をアピールするつもりでしたが、結局形にするだけで精一杯でした。半年たった今見ると恥ずかしい所はたくさんありますが、今より良い所もあり悔しいです。想定作品の「キノの旅」は、絵柄的に得意なもの、というよりは単に好きな作品として選んでしまいました。主人公が旅をする話が大好きで、自分もいつか広い世界を表現出来るようになりたいです。記念賞は20 回限りの特別チャンス、せっかく頂けた機会を逃さないよう、今後精進に努めたいと思います。

選考委員選評

徳田直巳(電撃文庫編集長)

色数を抑えたうえで、ポイントとなる色をうまく配色している点など、カラーイラストの色使いが独特で非常に興味を惹かれました。また、メカもしっかり描けており、今後プロとして仕事をする際にはとても強みになるのではないでしょうか。ただ、モノクロイラストなど、背景の描き込みが少々粗略な部分がありで残念でした。将来性はとても感じられるので、もっともっとたくさんイラストを描いて技術を磨いていってほしいです。

佐藤達郎(メディアワークス文庫編集長)

キャラクターの表情と雰囲気がとても魅力的でした。俯瞰やあおりの構図も上手いと思います。カラーに関しては塗りが少しべたっとした感じなので、光沢や質感の出し方を工夫するともっと良くなるのではないでしょうか。背景は敢えて簡略化したようですが、描き込んだイラストも見てみたかったです。まだまだ伸びしろのあるイラストを描かれる方なので今後が楽しみです。

和田 敦(電撃文庫プロデュース室室長)

キャラの表情や可愛さなど、もう少しバリエーションや見せ方の工夫は欲しいところではありましたが、オリジナル絵の武器やメカ部分はすごく魅力があり、世界観に引き込まれました。モノクロの方のメカっぽいドラゴンも、二つに差を付けて上手く表現しているかと思います。少し塗りや構図に甘いところはありますが、道路のバイクの水たまりに空や鳥が描かれているところなど、ディテールのこだわりも評価が高かったです。

湯澤啓幸(電撃文庫MAGAZINE副編集長)

趣の異なる5 枚のイラストをセットにして応募された点に、チャレンジ精神を感じます。それぞれの絵に魅力があり、違った雰囲気や要素を含んだ絵を描く力を持っていると思います。ややインパクトに欠けるところはありますが、女の子キャラを可愛く描けている点も評価できます。欲を言えば、背景にもう少し労力を使ってほしい。まだまだ伸びしろがあると思いますので、今後の成長に期待します。

高林 初(メディアワークス文庫副編集長)

キャラクターがかわいらしく素敵なイラストです。メカもデザインできるのは貴重な才能ですので、より生かせるように伸ばしていかれるといいかと思いました。モノクロは仕上げ方をすべて変えていらっしゃいますが、どちらもやや平板に感じました。メリハリのある陰影を心がけられるといいかもしれません。今後、プロの世界でご活躍することを祈念しております。

荒木人美(電撃文庫編集部デスク)

面白い構図を考える力があり、またそれをきちんと描ききる画力があると感じました。どのイラストにも「動き」があり、臨場感が伝わってきました。特に、カラーのオリジナルイラストが目を引きました。メカもきちんと描けるのは、強みだと思います。背景が少し苦手なのかなという印象を受けましたので、そのあたりを磨いていただくと、さらに飛躍できると思います。