電撃イラスト大賞

第25回 電撃大賞 入選作品

選考委員奨励賞

花ヶ田(兵庫県)

想定作品『撲殺天使ドクロちゃん』

著/おかゆまさき

プロフィール

兵庫県在住。書店で働きながら絵を描く生活を送る。好きなものは少ないが、最近は嬉しいことに描きたいもの・やりたいことが多く、1日が80時間位あればいいのにと思いながら毎日を過ごす。もっと色んなものが描けるようになると、きっと楽しいのだろうなと思い、筆を握る時間をもっと増やしていくことを考えている。

受賞者コメント

この度は、大変光栄な賞をいただき感謝申し上げます。電撃イラスト大賞には高校生の時に一度応募したことがあるのですが、その結果は1次にも残れず、次はもっと精進してから挑戦しようと思っていました。そして今回、個人的に色々と挑戦する年にしようと決めており今回2回目の応募をさせていただいた次第です。テーマに選んだ『撲殺天使ドクロちゃん』は当時、他に類を見ないギャグセンスで中学生の自分に、かなりの衝撃と爪痕を残した作品でした。そんな思い出の作品でこのような光栄な賞を与り、嬉しい気持ちでいっぱいです。いただいた賞に恥じぬよう精進していきたい所存でございます。本当にありがとうございました。

選考委員選評

いとうのいぢ(イラストレーター、ゲーム原画家)

キャラクターがとても可愛く、絵柄も若い読者が好いてくれるイラストだと思いました。女の子の肉感や、さりげなく目を引くようなサービスポイントがあり、好印象でした。ですが、例えばパースに違和感が覚えるところがあり、背景の粗さが気になってしまい、キャラクターの魅力を活かしきれていない点はもったいないと感じました。ライトノベルはキャラクターの魅力をもっとも大事にすべきだと思います。そして可愛いキャラクターを描けることが、この方の最大の武器だと思いますので、自分の長所を最大限活かすための表現方法を極めていただきたいです。

abec(イラストレーター)

全体を通して、女の子のキャラクターがかわいらしくて魅力的です。特に、質感を感じさせるキャッチーな塗りで、触りたくなるような肌が素晴らしいです。抜けるところは抜けている、情報量がちょうどよい感じのキャラクターが描ける方です。課題カラーイラストの『撲殺天使ドクロちゃん』は、顔立ちのかわいさはもちろん、絵に透明感があり、おみ足の肉感も魅力的でした。今回の選考イラストでは引きの構図が多めですが、キャラクターを抜群に可愛く描ける方なので、他にもいろいろな構図に挑戦していただくなどして、より絵の幅を広げていくことを期待しています。

loundraw(イラストレーター、作家)

女の子の可愛さはもちろんのこと、老人や小さな男の子など、幅広いキャラクターを得手不得手なく描ける方です。服のシワなどの細部にもこだわりが感じられ、自分のコンセプトに乗っ取りイラストを描いているという印象があります。その一方でキャラクターが緻密な分、背景との情報量や正確さのギャップが気になります。キャラはもちろんイラストのトータルでも勝負できるポテンシャルをお持ちだと思うので、これからどう進化していくか今からとても楽しみです。

湯浅隆明(電撃文庫編集長、電撃文庫MAGAZINE編集長)

オリジナルイラストのキャラクターや全体の雰囲気のやわらかさに魅力を感じました。特にカラーの洋館のイラストはキャラの表情もよく、衣装や背景とのバランスも取れていて、ぱっと見で華やかさが感じられました。オリジナルのモノクロも全体のあたたかな雰囲気の中で、女の子の寝顔や、大木をセンターに置く大胆さなどのポイントが光るイラストです。課題イラストはこの絵柄なのに、あえて『撲殺天使ドクロちゃん』を選んだところに意気込みを感じます。キャラはかわいくギャップもおもしろいのですが、やはり上品さが残っていてしまいもっとインパクトが欲しかったのが正直なところです。