
ごく普通の人です。友達からはよく「うるさい」って言われます。
読書はジャンル問わず好きです。あと、十九歳頃から将棋にはまってまして。弱いんですけど、それ以来、指すのも観戦するのも好きです。プロ棋士は全員好きなんですけど、僕は自分で指す戦法が振り飛車なので、振り飛車を指すプロ棋士は全員応援しています。それ以外にも、同じ青森県出身の行方尚史八段と、阿部光瑠六段が勝っていると嬉しいです。僕の人生にまったく関係ないんですけど、それでも嬉しいです。その他には、煙草とコーヒーが無いと駄目です。
ちゃんと書きだしたというか、形に残るような創作活動をしたのは、高校一年生のときからだったと思います。当時、同じ部活に所属していた友人Kと、「仮面ライダーに代わって日曜の朝八時枠を奪う」という名目で、特撮ヒーローものを三年間かけて全五十三話ぐらい馬鹿真面目に作ってました。劇場版用にも一本、わりと本気で。ええ、もちろん部活そっちのけで。そのせいか知りませんけど、僕の代から急激に部が弱小化しましたね。……僕のせいじゃないと信じています。それ以降は、高校三年生辺りからちょこちょこ小説用のプロットみたいなのを作っていたぐらいで、ちゃんと書いたのって、今回受賞を戴いたこれだけです。……受賞するんだと知っていたなら、ちゃんとした、壮大かつ健全なボーイミーツガールみたいな作品を書いとけば良かったって、少し後悔しています。
受賞の連絡を受けたときは、ファミレスで応募原稿の添削をしていました。担当の方から『おめでとうございます。受賞しました!……ですが残念ながら、大賞ではなく、電撃文庫MAGAZINE賞でして……』と、お祝いのはずが、なんだか奥歯に物を挟んだみたいな報告をされました。よくよく聞きましたら、『電撃文庫MAGAZINE賞受賞者の方には、文庫とは別に、来年一年間、短編を連載してもらうことになるんですよね』と言われまして、喜びに浸る前に、「やべえ……僕、今までちゃんと短編書いた経験ないっす……」と、気がついたら担当編集の方に泣きついていました。なので、どんな気持ちだったかを一言でいうなら、【涙】ですかね? ……なんか良い感じにまとまりましたね(笑)。
もともと、高校の時の友人が『きゅぴきゅぴ天使・エレナちゃん』っていう妄想のアニメキャラクターを作ってたんですね。完全に僕と彼だけの身内ネタで。内容はまったく作品に関係ないんですけど、許可を得て『きゅぴきゅぴ』をタイトルに使わせてもらいました。内容に関しては、学生時代好きだった女の子に、僕は告白しないまま卒業しちゃったなー、っていうのを思い出したのがきっかけです。
投稿歴は無いです。プロットばっかり、どこに出すでもなく書いているうちに、いろいろあって今回の第22回電撃小説大賞に初めて応募させていただきました。なぜ電撃小説大賞だったのかと言いますと、深い理由は特にないです。応募数が断トツで多かった点に、逆にチャレンジ精神を煽られたと言いますか。どうせ登るんだったらエベレストだろうっていう、素人考えですね。受賞とかの期待は特にしていませんでした。せめて選評は欲しいなって思っていたぐらいで。それがこんなことになるなんて、世の中どうなるか分からんもんです。
女性キャラは、パパイヤ刑事が好きです。理由は、胸が大きいからです。男性キャラは、前歯刑事が好きです。理由は、前歯が大きいからです。基本、大きいものが好きです。
逆に、苦労しなかったことが無いです。小説を書くという経験が乏しすぎて、全てが手探り状態でした。でも、「あ、このキャラにこの台詞を言わせたいな」と思いついたときだけは、とてもテンションが上がりました。
やらせていただけるなら、なんでも書いてみたいです。
取り敢えず目標は、『ずっと生き残る』です。あと抱負は、『全力でふざけ倒す』です。
主人公が、殴られたりセクハラされたり銃撃されたりしながらも、恋に怯える若者たちと、片思いの先輩のためにしぶとく突き進む姿を見てほしいです。あと、その周りにいる馬鹿な男たちを見て、鼻で笑ってやってほしいです。アピールポイントは、『意味不明な勢い』です。
この作品のどこが見所かというと、イラストでしょうね。ddalさんの絵はたまらなく可愛いですから。それ以外だと、実はこれ、すごくオジさんが活躍するんです。ていうか、オジさんが一番目立ってます。どうかしてる作品内容ですが、何度も言います。イラストが素敵です。