福岡県出身です。専門学校に通いながらイラストを描いています。趣味はホラー映画鑑賞です。

この度は審査員奨励賞という素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。改めて応募作品を見てみると反省点がたくさんありますが、いただいた賞に恥じぬよう、今回の受賞を成長の糧にし、今後もより精進していきたいと思います。この度は本当にありがとうございました！

• いとうのいぢ（イラストレーター）

  キャラクターを丁寧に描いているのはもちろん、周囲の小物もこだわって描いたであろうことが見て取れました。特に『怪物中毒』のカラーイラストは、ゴミ袋や空き缶など、実際にある物をしっかり見て描かれていると思います。同時に色の塗り方など、今はまだ手探りであることも感じられました。伸びしろがある状態で最終選考まで残った、将来有望な方です。今後もいろんな物をたくさん見て吸収して、たくさん描いてください。

• abec（イラストレーター）

  キャラクターをキャッチー、かつ魅力的に描ける方だと思います。中でも『怪物中毒』のカラーイラストは、少年・零士の顔がとても格好良く描けていますし、色見も綺麗にまとまっていて、素晴らしかったです。オリジナルで描いているキャラが全部同じ2人なのは、非常におもしろいと思いました。半面、連作でこの2人の掘り下げをするなら、もう少しひねりのあるシーン選定や、構図が見たかったなという印象です。

• loundraw（イラストレーター、作家）

  自分の好きなものに熱意を込めて描ける方だと思いました。特に男の子のディテール感、服装を含めこだわりがあることを感じました。キャラクターの服装は大事な要素で、丈感や崩し方ひとつで、性格や見え方が変わってきます。服の皺などに好みがあることもいい方向に働くと思います。一方、服の皺は材質によって変わる事実もあります。さらに踏み込み、どんな素材の服かわかるように描ければ、キャラクターとしても、作品としても、より素敵なものになっていくと思います。

• 荒木人美（電撃の新文芸編集長）

  カラーの『怪物中毒』のイラストが受賞の決め手となりました。登場人物をスタイリッシュに、格好良く描こうとする意気込みが伝わってきましたし、実際にとても目を引きました。作者の表現したいこと、こだわりたい部分がしっかりと伝わってくるのは、素晴らしいセンスだと思います。ぜひこれからもたくさんイラストを描いて技術力を磨き、さらに進化していっていただけたらと思っています。