第32回電撃大賞
電撃小説大賞

2025年4月10日〆切

第32回電撃大賞
電撃小説大賞

2025年4月10日〆切

イラスト/黒星紅白

イラスト/黒星紅白

受賞作は「電撃文庫」「メディアワークス文庫」「電撃の新文芸」等からデビュー! 国内最大規模の小説新人賞!

各賞賞金

  • 大賞:正賞+副賞300万円
  • 金賞:正賞+副賞100万円
  • 銀賞:正賞+副賞50万円
  • メディアワークス文庫賞:正賞+副賞100万円
  • 電撃の新文芸賞:正賞+副賞100万円
  • メディアワークス文庫賞とは?

    「大人のための」エンタテインメントレーベル『メディアワークス文庫』からの刊行を想定した賞です。なお、本賞単独での募集は行っておりません。「第31回電撃大賞小説部門」宛にご応募ください。

電撃小説大賞のここがすごい

  • 受賞者は必ずデビュー!

    受賞作は、電撃文庫などから必ず出版されます。賞も大賞、金賞、銀賞のほか、メディアワークス文庫からの刊行を前提にしたメディアワークス文庫賞、電撃の新文芸からの刊行を前提にした電撃の新文芸賞が設けられており、多くの可能性があります!

  • 最終選考作者には担当がつきます!

    最終選考に残ると、受賞する、しないにかかわらず必ず担当編集がつきます。そこから担当とタッグを組んでの二人三脚体制のもと、一緒に改稿をしていったり、また新作を一から作り上げていくことになります。プロの編集者のアドバイスをいかして作品の完成度を高められます!

  • 1次選考以上を通過すると選評がもらえます!

    1次~2次選考通過者に選評を送りします。また3次選考通過者(最終選考候補者をのぞく)に編集者複数名の選評をお送りします!

  • 出身作家作品が続々メディアミックス!

    受賞作や受賞者のその後の作品からたくさんのメディアミックス企画が生まれ、アニメ・コミック・ゲーム・映画など、さまざまな媒体で活躍しています。電撃小説大賞に応募すれば、あなたの作品にもそんな可能性が広がります!

  • 選外からのデビュー作家も大活躍!

    受賞を逃しても、編集者の目に留まればデビューをして、さらにヒットタイトルを生み出すことが可能です! 『キノの旅』の時雨沢恵一や『とある魔術の禁書目録』の鎌池和馬、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の伏見つかさ、『魔法科高校の劣等生』の佐島勤、『ビブリア古書堂の事件手帖』の三上延など、たくさんの人気作家がこの電撃小説大賞から誕生しています!

編集部によるワンポイントアドバイス

電撃小説大賞の選考は、電撃文庫・メディアワークス文庫・電撃の新文芸の編集者が行っています。
ここでは、“作品作りのポイント”について、編集者によって考え方や重視するポイントが違いますし、また、ただひとつの正解というものはありませんが、“もっと面白い作品”にするためのヒントがきっとあるはず。
電撃大賞に応募してみようという人は、参考にしてみてください!

POINT1

おもしろいストーリーを作るには?

POINT2

引き込まれる設定を作るには?

POINT3

魅力的なキャラクターを作るには?

POINT4

オリジナリティを出すには?

POINT5

文章力をアップさせるには?

脱・自分だけがおもしろいストーリー!

編集者Y

一口に「おもしろいストーリー」と言ってもその捉え方は書き手・読み手によって様々で、それぞれのアプローチがあるとは思いますが、多くの人におもしろいと思ってもらうストーリーを作るためには、客観性を磨くことが近道の一つではないでしょうか。そのジャンルは飽きられていないか、普遍的な設定のなかにも自分なりの発明や捻りがあるか、キャラクター頼りの展開になっていないか……一つの作品を書き切るために迫られる無数のジャッジに客観的な視点をもって臨まないと、独りよがりな「自分だけがおもしろいストーリー」が出来あがってしまいます。小説を書くというただでさえ難易度の高い行為に挑戦される皆様ですのでアドレナリンが迸り、つい閃いたフラッシュアイデアのままに執筆される方もいらっしゃると思いますが、一度深呼吸をして「これは読み手にとってもおもしろいストーリーなのか」を自問自答してから、一行目を書き始めていただければと思います。

「起承転結」について本気出して考えてみよう

編集者S

①まんべんなく「ここで読者を惹きつける!」気合の勝負シーンを複数入れる!
ヒロインとの強烈な邂逅シーン、ヒロインとのデートシーン、強大なラスボスに主人公が立ち向かうシーン……。
「ここを読ませて面白くないと言われたら仕方ない」
そう思える勝負シーンを、必ず複数入れましょう! 複数! これが非常に大事です。

また、一点気を付けるべきは、これらが全体にバランスよく配置されているかどうか、です。
一か所にまとまっていたり、後半にしかない場合は、恐らく緩急がついていません。
全体で起承転結を意識するのも大事ですが、章ごとに細かい起承転結を作ることも意識してみてください。

②ストーリーと一緒に、キャラクターが動いているかも要チェック!
意外と見落としがちなのが、ストーリーは進んでいるのに、キャラクターの心情がリンクしていない場合です。
このキャラは何を求めて行動しているのか、ストーリーを通してどう成長するのか。
その点がフワッとしたままだと、ストーリーは進んでいても、全体はどこかマンネリした印象になってしまうでしょう。
ストーリーにリンクさせて、キャラクターの心情にも起承転結を作ることを意識しましょう!

ストーリーは遊園地、始まりは観覧車、最後はジェットコースター!!

編集者K

ストーリーの構成は、遊園地に行ったとき、どの順番でアトラクションを回ろうかと計画を立てるのに似ていると思います。

自分が作った遊園地でみんなにぜひ乗ってもらいたいアトラクションはなにか?(この見せ場を楽しんでもらいたい!)
目玉となるアトラクションに乗る前に乗っておいて欲しい乗り物は?(布石や構成)
ジェットコースターの後はメリーゴーランドで余韻を楽しんでもらおう♪(エピローグ)
もしかすると最初にジェットコースターに乗ってもらうのもいいかも。(プロローグに結末の一部を書いて物語に引き込む)

あなたが作るストーリーの順番に従ってお客様(読者)は作品を楽しみます。
どのように作品を回遊してもらえれば楽しんでもらえるかの園内案内(プロット)を組み立て、俯瞰でみることで「自分の作品の魅力はこれだったんだ!」と気づくことにもなるかと思います!

「定型」と「ギャップ」のバランスで生み出す、魅力。

編集者K

ゼロから全く新しい設定を生み出そうとは考えないでください。その設定はだいたい既に既存作品でやられています。また奇抜すぎる設定は読者の作品への没入感に影響します。
ですので、キャラクター設定に関しては、「定型」と「ギャップ」を意識してください。「不死者」を描きたければ、これまでの既存作品(小説・漫画・映画など)では彼らはどう描かれてきたのか?を研究すれば、フィクションにおける不死者の特徴=定型が見えてきます。その定型があることで、読者は「あー、あのタイプのキャラね」と、自分の中でのキャラ理解の第一歩を進めます。そして、そこからが勝負です。その読者の理解したと思っている読者の心を、脅かし、揺り動かすような意外性=ギャップをキャラクターに付与します。その時重要なのはバックグラウンド。なぜその意外性/ギャップがそのキャラの中で生まれたのか? そこを、あなたの今までの人生経験、人間観を頼りに深掘りしていってください。そうすると自ずと、「今」を生きるあなたが生み出した、立体的で味わいの深い魅力的なキャラクターが生まれますはずです。

みんなが知ってる当たり前に逆張りして読者の「なんで?」を引き出そう!

編集者T

魅力的な設定を作るには『みんなが知ってる当たり前』から連想される情報以上の、もう一歩進んだ「実は……」を考えるとよいです。例えば吸血鬼、どんなものを連想しますか?『血』『夜』『不死身』などなど、いろんな『当たり前』がありますよね? これらを主人公キャラの設定にそのまま採用すると、みんなが知ってる陳腐なものになってしまいますが、ここで「実は血を吸うのが苦手」「実は太陽が大好き」「実はすぐ死ぬ」などの相反する情報を加えるとグッと設定が立ってきます。「不死身と言われてるのにすぐ死んじゃうの? なんで?」という疑問がそのままキャラの魅力やストーリーにつながってきます。この「実は……」によって生まれる「なんで?」が大事です。読者に「なんで?」と思わせる事ができれば、もう読者はあなたの設定に引き込まれています。もし選評や周りの人からアドバイスで「ありがちな設定だ」と指摘を受けてしまうときは、まずは全く正反対の要素を連想――逆張りしてみて、設定に奥行きやストーリー、疑問を付加してみましょう。

話題の作品にはどんな「スパイス」が入っているかを考えよう!

編集者M

書き手からすると、「設定こそが作品のオリジナリティ」と思われてる節があるのですが、実は物語ってそこまで突飛なものを求められているわけではないんです! 読み手にとって納得感がある「いつものパターン」に+αとなる「あなただけのスパイス」を加える匙加減のバランス感覚こそが引き込まれる設定づくりでは必要になってきます。
料理の例でいえば、レシピ通り作るとなんだか物足りない味になるな。と思ったときに調味料や香辛料といったスパイスを加えると思いますが、そのときに元の料理を台無しにするほどのスパイスを入れてしまった……みたいな経験ないでしょうか? これと同じことが小説の執筆過程でも起こりがちなのです。 なのでベースを大事に、どこか1か所だけほかの作品とは違う要素を入れるんだ!くらいの気持ちでいたほうが結果として、万人受けしかつ納得感のある魅力的な設定が出来上がると思います。

物語の筋書き通りにいかない「キャラクター」って魅力的!

編集者S

魅力的な設定を決めたし、萌えるギャップも作った。カッコいいセリフだって考えたのに、でもなんだかキャラクターが活き活きしてない……。
そんな時はまず、「キャラクターのことを徹底的に考えてみる」ことが大事だと思います!
趣味や生い立ちはもちろんですが、たとえば「モーニングルーティン」。
朝何時に起きるか、すぐ起きるのかダラダラとベッドで二度寝するのか、朝ごはんは何を食べるのか、etc……。
そんな風に物語では出てこない「裏のキャラクターの姿」――キャラクターがどんな日常・人生を過ごしてきたかを徹底的に考えてみると、きっと頭の中のキャラクター像がより立体的になって、愛着も一層持てるようになるはず。
そしてキャラクター像が明確になれば、物語の中でキャラクターの言動に一本芯が通って、自然と説得力のある――つまりは「読者が感情移入できる」キャラクターに近づくと思います。
もしかしたらキャラクターが活き活きするほど、「キャラが、思い描いたストーリー通りに動いてくれない!」ということもあるかもしれませんが、それもまた魅力の一つ。
ぜひ自分の思い通りに動かないくらい、「意志を持ったキャラクター」を創り出してみてください!

キャラクターと"面接"してみよう

編集者M

一人の人間なんだ! という意識を持ちましょう。「ここでこんなセリフを言わせたい!」「こういう設定だからこう言わせなきゃ……」という作為に満ちた記号的な処理は、ストーリや設定が練り込まれているほど悪目立ちします。そこにあるのはキャラクターではなく、作者だからです。

一度立ち止まって、就職活動の面接官にでもなったつもりでキャラクターに聞いてみましょう。
 そのキャラクターは、どんな人生を歩んできましたか?
 そのキャラクターは、何が得意で、何が苦手ですか?
 そのキャラクターは、物語が始まる前と後でどう変わっていますか?
 変化がない場合、それは彼/彼女の中の何が原因ですか? etc...
キャラクターへのQ&Aを重ねていけば、自ずとそのキャラが取るべき行動、言うべきセリフは湧いてきます。
返答に窮するようであれば、そのキャラクターはまだ魅力的ではないようです。

キャラの価値観・人生を突き詰めて突き詰めて……もしそれでもまだ答えが湧いてこない時。
それはこれから出会う仲間やライバルに隠されているのかもしれませんし、その原因が展開や設定といった“ルール”にあるのならば物語全体の見直しが必要です。

「キャラの人生の物語」を書こう!

編集者N

「あなたの物語」というよりも、「あなたのキャラの物語」としてストーリーを書くようにすると良いと思います!

「著者の意図が透けて見えすぎるセリフ」「長尺すぎるセリフ」「シーンの説明をしたい、こういったシチュエーションにしたいという舞台装置のために喋らされているセリフ」などに読者は本当に敏感で、一気に作品への没入勘が削がれてしまいます。
「あなたがこの作品で何を伝えたいか」。それは小説ではとても大事なテーマだと思います。ですが、ライトノベルにおいては特にそれを、「キャラクターの行動を通して」伝えようとしてみてください。そうすれば自ずとキャラに魅力が出てくると思います!

読者が求める時代の変化に敏感であれ。

編集者F

オリジナリティ(独創性)は相対的なものです。自分の強みを知るためにも、まず自分の作品の立ち位置を知ることから始めてみましょう。
「好き」は「詳しい」ということでもあると思いますので、自分の「好き」を詰め込んだ応募作品を冷静に分析すれば『既存の作品とココが違う!』と言えるポイントがきっと見つかるはずです。
作品の差別化ができれば、型破りなストーリー、魅力的なキャラクター、斬新なシチュエーションといった作品ならではの個性に自信を持てると思います。

そして「面白さ」もまた、絶対で普遍なものではありません。
自分の内側(頭の中)にあるイメージを何も知らない読者に届けるためにはどうしたらよいか、興味を持ってもらい好きになってもらうにはどうしたらよいか。
想像力は執筆のときだけに必要な能力ではありません。他者と向き合い、今の時代にあった物語を模索してください。

その上で、矛盾すると思われるかもしれませんが、最後は流行に流されず計算を上回ってくれるような強い情熱を大事にしてもらいたいと思っています。
新人賞はわがままで構いません。時に読者を振り回し、心を揺さぶるような強烈なエゴを芯に抱えつつ、自分なりの正解を見つけてください。

書きたいことに忠実な選択

編集者Y

もし既に書きたいことが決まっていれば、オリジナリティの出し方は、気にも留めずで構わないと思います。既視感を忌避する必要はなく、逆に奇抜な設定も、それが物語に奉仕していなければ空虚に感じます。
伝えたいこと、知らしめたいフェチズム、あるいは忘れられない記憶……壮大・卑近問わず、目の前の原稿を書く動機をスタート地点に。動機に矛盾しない言葉、場所や、結末を選びとってください。そんな選択の集合体が、振り返ってみれば「オリジナル」なかたちをしているのではないかと思います。

自分の“好き”をミックス!

編集者N

多くの作品が創りだされている現在、ゼロから全く新しいものを産み出すのは不可能だと思います。
そんな現状でオリジナリティを出す方法は、自分が「面白い!」「好き!」と思うことを、いくつか組み合わせていくことです。
物語を作るには多くの要素があります。キャラクター・目的・舞台など、その要素一つ一つにしっかりあなたが好きなものをいくつか盛り込み、組み合わせてみてください。
そうして形づくられていったものが、あなた独自の表現による個性・オリジナリティ溢れる作品となります。そして、あなた独自の表現に惹かれて読者がついてくるようになります。
もちろん、やりすぎると読者からの共感・理解から離れてしまうので、そこは難しいですが調整も必要です。ただ、まずはあなたの好きな作品をいっぱい書いてみてください!
魅力的な作品お待ちしております!

取捨選択で"シンプル"に

編集者K

独創的な世界観、緻密な設定、そして魅力的なキャラクター。書きたいことがたくさんあってどうしよう……。その気持ちすごくわかります。ですがあれもこれも説明しようとした結果、情報の羅列でページが埋まってしまうのは非常にもったいないです。自己満足な表現にならないよう、まずは簡潔で過不足ない文章を意識してみてください。「書くこと」と「書かないこと」の取捨選択ができるようになれば、自然とページをめくるのが止まらない文章が書けるはずです。

脳内の設定やイメージが適切に言語化できているか

編集者A

一概に「文章力」といっても状況によって求められるものが違うと思いますので、わたしからはあくまでも「応募する小説原稿の文章力をブラッシュアップする」という考え方で解答させていただきますが、これはとにかく「他人に読んでもらって意見を求めること」もしくは「完成後に推敲すること」が近道ではないかと思います。推敲が足りないと感じる応募原稿、非常に多いです。
とくに「説明が足りていない」「表現が独りよがりになってわかりにくい」という問題については、他人の目の方が正確に見抜けます。設定の引き出し方、世界観の描写、各場面での状況把握、さらには「なぜこのキャラはこういう行動を取ったのか」というストーリーラインについても、書き手のイメージが読み手に十分に伝わっていないケースがしばしばあります。要するにあなたの脳内で描かれていた素敵な物語が、適切に言語化されずにいることで読者に魅力を100%伝え切れていないのです。
是非、他人に読んでもらいましょう。何か分からなかったことはないか確認しましょう。もし読んでもらうに適する相手がいない場合は、完成してからしばらく時間をおいて一度頭の中をフレッシュにしてから読み直してみると、情報の過不足について気づいて、よりよく文章を整理できるのではないかと思います。

電撃文庫編集長から応募されるみなさまへのメッセージ

読者に好きになってもらえる、心に強い印象を残すキャラクター

電撃文庫編集長

数ある新人賞の中から、電撃小説大賞に興味を持っていただき、ありがとうございます。電撃小説大賞は物語のジャンルを問わない小説賞です。皆さんが面白いと感じる、楽しんで書かれた作品を、ぜひお送りください。

これから賞に応募しようと思われている皆さんに、1つ絞ってお伝えするとしたら、「読者に好きになってもらえる、心に強い印象を残すキャラクターを作ってほしい」ということです。
1冊の本を読者が読むとき、短くない時間を登場キャラクターたちと共にすることになります。彼らを読者の【推し】にしてもらえれば、おのずと作品も推してもらえると思うからです。

〇キャラクターがブレないようにする。
例えば、読者が途中で「このキャラってこんな発言しないのでは?」と思ってしまうと、物語に没入できなくなってしまいます。そのため、「キャラがどういう考えでその行動を起こしているのか」という行動原理を、お話を書きはじめる前にしっかり考えておくことが大切です。そこを固めておくと、自然とキャラに存在感が出て、動き出してくれるのではないでしょうか。もちろん物語の盛り上がりや、カタルシスにもつながると思います。
読者の【推し】がサブキャラになることも大いにあると思われるので、メインキャラ以外にもこだわりを持っていただけたら。


〇キャラクターの魅力は【ギャップ】にあり。
物語の主人公は、「人にはない部分」を持っていたりすることが多いものですが、それをより引き立てるのがギャップです。物語を動かしうる大きな力を持っているけれど、勉強が出来なかったり、友達がいなかったり。強くて格好いいんだけど、実は怖いものがあったり。うらやましいと思う部分と、身近に感じられる部分、そのギャップがあると、主人公に感情移入しやすくなるのではないでしょうか。
これは主人公だけに限らず、周囲のキャラにも同じことが言えると思います。例えば、悪逆非道なキャラだけど、優しい一面を持ち、苦悩を抱えていたり。こういったキャラのギャップは、物語を盛り上げてくれるギミックにもなります。


エンタメは、人生を明るく楽しいものにしてくれます。
もしかしたら、皆さんが描かれるキャラクターが、誰かの世界を救うことになるかもしれません。
ぜひ皆さんの「面白い」を、電撃小説大賞にぶつけてみてください。

メディアワークス文庫編集長から応募されるみなさまへのメッセージ

物語の動機となるを見据え、疾走感をもって

メディアワークス文庫編集長

電撃小説大賞は、ゲーム小説大賞からスタートし、時代を代表する数々のエンターテインメントを輩出してきました。「面白ければなんでもあり」をスローガンに、ライトノベルの垣根を超え多彩な受賞作を世に届けるうち、応募総数も日本最大級の新人賞となり、お蔭さまで30年を迎えます。

電撃小説大賞で目指すのは「次世代を担う新しい才能の発掘」です。ジャンルは不問で、電撃文庫、メディアワークス文庫の両レーベルから、世界に広がってくれるエンターテインメントとなりうる小説、才能を探しています。

近年の応募作を拝見すると、メディアワークス文庫向けの作品としては、青春小説、ラブストーリー、中華ファンタジー、ジャンルは多様で、先行するヒット作の研究やトレンド分析をしっかりされている作品が多い印象で頼もしく感じます。一方で、他作品とは違う個性や独創性の点が欠けてしまっていて残念に思うこともしばしばです。

そこで、私から応募者のみなさんに意識してほしいポイントは以下の2つです。
・どんな読者に届けたい作品なのかが共有できること
・着想力、テーマにはっとさせられる独創性と工夫があること
この2つが同時にあればもっと面白くなるはず。物語の一番の動機となる核を見据えて、あとは疾走感をもって書き上げてください。読んでくださった誰かの心を救う小説、自分が最高に面白いと思える小説、世に問いたい小説、たくさんの志を拝見できるとうれしいです。

ヒット作には刊行前から直感が働きます。ある年の最終選考会はどの作品もレベルが高く、選考会が白熱したのを覚えています。語りたいことが尽きない——そう思わせてくれる作品にこれからも出会えることを期待しています。

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