
2018年4月10日(火)発売の『電撃文庫MAGAZINE Vol.61』にて、
本編に描かれなかったエピソード「Contact.212 Side-A 彼女の恋」を掲載予定!
春由の同級生・朱音の視点で描かれる、
新規書き下ろしのスペシャル短編もぜひご覧ください!!
『Hello,Hello and Hello』を応援しよう!!
第24回電撃小説大賞の7つの受賞作品誕生を記念して、みんなで受賞作品を応援=作品のツイートをするとプレゼントがもらえる「みんなで応援しよう、新しい7つの物語! Twitterスペシャル企画」を実施します!! 本サイトの各受賞作品ページから、指定ハッシュタグでツイートすれば、あの大人気作品のTwitter用画像を全員にプレゼント! ぜひぜひご参加ください!! プレゼントなどの詳細はコチラをチェック!

少し甘酸っぱくて、すごく切なくて。彼らがもう一人じゃないと思えること、自分の心に誰かがいるということ、誰かの心に自分がいることが、どれだけ奇跡的なことか。胸にじんわりと染み込んできます。願わくば、二人に幸が訪れんことを。
(MiyaKen様)
※電撃文庫公式アカントをフォローするか、フォロー外からのDMを受信可能な設定を行ってください。
入選のご連絡後、2018年5月25日24時00分までにお届け先のご入力が確認できない場合は賞品の発送ができなくなります。
著者インタビュー
受賞者に一問一答!
葉月 文
Hello,Hello and Hello
PROFILE
大分の端っこで、眠ったり、本を読んだりしながら今日も元気に生きています。
ペンネームの由来は誕生日の8月23日から。あ、でも「ふみ」じゃなくて「あや」と読みます。
勘違いされることも多いですけど、男ですヨ。
受賞の連絡を受けた時のお気持ちは?
担当さんから電話で報告を受けたのですが、あの日のことは今でもはっきりと覚えています。
あれ? 葉月さん、泣いてます? って聞かれました。僕は強がって、泣いてないです、大丈夫です、と言い張ったのですが、声が震えていたのでバレバレですよね。それくらい嬉しかったです。
一言で言うと、受賞作はどんな作品ですか?
ボーイ・ミーツ・ミーツ・ミーツ・ガールです。僕の好きな要素を詰め込みました。
この作品の魅力は何だと思いますか?
ふと見上げた空に伸びていた飛行機雲のように。あるいは雨上がりの水溜りに映り込む虹みたいに。
この世界のどこにでもあって、でも不意に気付けた時にちょっとだけ幸せになるようなものを意識して書きました。作品の選評で綺麗な物語だと言ってもらったのですが、選考委員の皆様がそういうところを上手く見つけてくれたからこその評価だと思います。だから、きっとそこが魅力です。
受賞作の中で思い入れのあるキャラクターはありますか? その理由もお聞かせください。
ヒロインである『由希』です。
物語の最後、由希が春由に告げたセリフこそがこの物語の全てを象徴していると思いますし、きっとあれは由希にしか言えないんですよね。そんな彼女がいたからこその、この物語なんです。
執筆中一番苦労したこと、または楽しかったことを教えてください。
苦労したことは……。思い出したくないので省略させてください。うう、胃が痛い。
逆に楽しかったのは、最初想定していたものよりも良いシーンが書けた時です。そういう時って、大体キャラクターの知らなかった一面に気付けた時なんですけど、その度に嬉しくなります。
次はどんなジャンル、あるいはテーマにチャレンジしてみたいですか?
受賞作と同じようなジャンル、テーマになるのですが、叶うのなら、青春ものや、恋愛ものを書き続けていきたいと思っています。やっぱりこのジャンルの小説が好きですし、好きなものを一番好きな形で表現したくて小説を書き始めたので。
それで、読者の方に、俺も、わたしも、こういうの好きだよ、と言ってもらえたら最高ですよね。
これまでの投稿歴または執筆歴を教えてください。
初めて小説とも呼べない物語を書いたのは大学二年生(二十歳)の時で、投稿歴は学生時代に某新人賞に三つと、ライトノベルでは電撃大賞以外の新人賞に一度だけ投稿したことがあります。どれも一次落ちでした。
それから五年間は就職したこともあって新人賞へのチャレンジはしていなかったのですが、三十を前にして夢を諦めきれないと思い、今回、初めて憧れの電撃大賞に応募させていただきました。
執筆時のマストアイテムがあれば教えてください。
友人が誕生日プレゼントでくれたアロマディフューザーと目元エステです。すぐストレスを溜めて疲れてしまう人間なので、助かっています。
好きなエンターテインメント作品を教えてください。
本当にたくさんあるのですが、それでも一つだけ挙げるとするなら、第4回電撃ゲーム小説大賞《金賞》を受賞された電撃文庫の大先輩である橋本紡先生の代表作『半分の月がのぼる空』以外にありません。この物語と十三年前に出会ったからこそ、僕は今、ここにいるのだと思います。
僕があの物語を手に取り受け取ったものを、今度は僕が誰かに渡せるよう、そんな祈りを込めながら今日もまた物語を綴っています。
読んでいくうちにいつの間にか引き込まれていました。 もう、最後には、凄く胸が締め付けられて、感動しました。 この作品に出会えて良かったと心の底から思います。 僕はきっとこの作品を、由希を、由希のした恋を忘れないと思います。
(Ryukun様)